最近のトラックバック

« 2011年4月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月

2011年7月16日 (土)

川瀬茂さんを偲んで

去る7月12日、私がマーケティングの手ほどきを受けた、川瀬茂さんが逝去されました。
日経新聞の訃報

川瀬さんは三越(現・三越伊勢丹)で常務を務められた方で、退職後は後進の育成に取り組まれ、マーケティングや経済学の勉強会を主催されました。
ここ数年、心臓の病気のため静養中でしたが、残念ながら天国へ旅立たれました。

本日(7/16)、鎌倉で告別式がありましたが、約束済みの仕事があり参列がかないません。東京の空の下から、ご冥福をお祈りしました。

川瀬さんの講義は、単なる学者の理論の解説ではなく、豊富な経験に裏打ちされた説得力のあるものでした。
例えば、「ゲーム理論」なら、「ティファニーの権利を買うためにアラブの大富豪と交渉した時の話」が出てくる等々。

当時(2004~2005年頃)、「コトラーのマーケティング・コンセプト」(写真)を勉強会のテキストとして使っていました。
この本は、各項目について簡潔にまとまっており、ボリューム的に入門書として最適なのですが、配列がアルファベット順になっています。
川瀬さんがしかるべき体系に沿って項目順を並べ直し、マーケティング計画の立案から実行管理までの流れが分かるように工夫されたのを思い出します。

さて、私が独立するまでの流れを大まかに書きますと、

  1. 会社勤めをしていて、ある日「もっと勉強せねば!」と思った。
  2. たまたまこの勉強会に出会い、マーケティング等の手ほどきを受けた。
  3. 「中小企業診断士」という資格があると気付き、受けてみたら受かった
  4. 「ふぞろいな合格答案」やコンサル塾などで多くの方に出会い、独立という道があると知った。
  5. 会社での希望退職募集に応募し、退職してコンサルタントとして独立した。

となります。ということは、もしもこの勉強会に参加していなかったら、今の自分はないわけです。診断士試験の経営理論と経済学で、その講義のノート以外に何も使わずに8割5分も取れたほどで、感謝の気持ちは言葉に尽くせません。

この先、自分が何歳まで生きるか予想はできませんが、川瀬さんに教わったことを十分に活用し、後進に伝えていくことで、せめてもの恩返しをしたいと思っています。

« 2011年4月 | トップページ | 2011年8月 »